皆さんは、「なでしこ銘柄」というものをご存知でしょうか?
東京証券取引所が、女性活躍の優良企業に認定した上場企業を
「なでしこ銘柄」とし、株価上昇や女性の株式市場参入を増やす狙いがあるものなのですが、
先日2月26日に、認定企業が 発表されました。
以下、Yahooニュースからの抜粋です。
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女性の活躍は、少子高齢化が急速に進む日本での就業人口の維持に加え、
グローバル競争下で 企業のイノベーションを促進する経営戦略の面からも期待されている。
同銘柄は、女性の活躍 を推進する企業のすそ野を広げることを目的に、
経済産業省と同取引所が共同で選定。
同省が進める「ダイバーシティ経営企業100選」との相乗効果も期待する。
銘柄選定では、企業の公開情報、国内外のメディアなどの外部組織からの公表情報を基に、
女性のキャリア支援と仕事と家庭の両立支援の2つの側面から、
東証一部上場企業をスコアリング。
東証33業種ごとにスコアが高い企業を2社以内で選定し、
さらに株主資本利益率 (ROE)が業種平均以上でスコアが最上位の企業を選んだ。
今回選ばれたのは、マルハニチロホールディングス、積水ハウス、アサヒグループホールディングス、
東レ、花王、住友ゴム工業、旭硝子、大同特殊鋼、住友金属鉱山、ダイキン工業、日産自動車、ニコン、
東京急行鉄道、KDDI、豊田通商、ファーストリテイリング、三井住友ファ イナンシャルグループの17社。
女性従業員の活躍支援に向けた取り組みや女性管理職・役員の登用実績、在宅勤務制度や短時間勤務、
育児休業からの復帰支援策などワーク・ライフ・バランス実現に向けた取り組み、
育児休業や介護休業の取得実績などで評価された。
事前の予想では、化粧品会社や人材派遣会社、小売企業などの女性向け商品やサービスを
販売する企業や女性従業員比率の高い企業が選ばれるのではといった声が多かったが、
経営効率 や安定性を測る財務指標を選定基準に加えたことで、一般的なイメージとはやや異なる
「隠れた」女性が活躍しやすい優良企業が選定される形となった。
加えて、東証33業種ごとに女性活躍に関するスコアが高い順に最大3社(計72銘柄)を選定し、
株価インデックス(指数)を試算。東証株価指数(TOPIX)よりも高い水準で推移していることが示され、
女性の活躍と良好な経営に一定の関連が見られる結果となった。
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ご覧頂いたように、女性管理職比率やその数も認定基準に含まれており、今後ますます、
女性管理職比率をあげる企業の取り組みが進んでいくと思われます。
またこうした取り組みは、今日やって明日結果が出るものではないので、
早い段階から進めた企業にとっては、他社との絶対差になりますので、
早く取り組むことが大切ですね。
後輩から慕われる女性社員を育成する
さて、前置きが長くなりましたが、
今回のテーマは、後輩から慕われる女性社員を育成するです。
女性で役職についた方にお話をお聞きしたり、
ずっと関わっている中で、
皆さん「入社3年目以内の早い段階で結果を出し、仕事で認められていた」
ということが共通点としてあげられることが分かりました。
やはり、役職に就くというのは、仕事ぶりを認められたからですよね。
入社3年目あたりで、周囲から認められる働きぶりで、
上司の方もその方を今後役職者へと育 てる意識が芽生え、
本人の中にも、役職が今後の自分のキャリアの一つの選択肢に入っていることが多いです。
また、後輩の女性も、先輩のどこに憧れるかというと、もちろん人柄等もありますが、
やはり大前提として、「仕事を通して尊敬できるかどうか」が大きなポイントです。
ですので、いきなりリーダーに、役職にということではなく、
入社3年以内に仕事で成果をあげる指導ができるかどうかがポイントです。
では、そのような女性役職者を育てた上司の方は、
どのようなことを行なってきたのでしょうか。
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人事Gate「会社を成長させる女性社員の長期戦力化”13の秘策”」
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