神は細部に宿る

皆さんこんにちは、前本です。

道端のアジサイが色づき始めましたね。
梅雨ももうすぐでしょうか。

 

さて、今日は「神は細部に宿る」についてお話ししたいと思います。

 
私の主人は畳職人です。

先日、京都の知恩院での仕事に助っ人でいくことになり、
良い機会なので現場を見に行ってきました。

畳の作り方を簡単に説明すると、
床(トコ)と呼ばれる5~10センチの土台に、
畳表(ゴザの部分)と縁(フチ)を縫い付ける。
つまり、とても大きな縫物をしているイメージです。

実際に指ほどの長さの針を使って、
かんざしのような待針で留っている
床と畳表を縫い付けていくのですが、
とても力のいる仕事です。

この、一見パワフルな仕事のベースには、
とても繊細な一面
があります。

畳は全て長方形に見えますが、
その建物の持つ微妙なゆがみなどの関係で、
少しずつ形が違うのだそうです。

作成に入る前の段階で寸法を測り間違えると、
隙間があいてしまったり、
うまくおさまらかったりするそうです。

たった3ミリ違うだけで、その畳はやり直しになるとのこと。

見た目のパワフルさとは反対の
とても細かい仕事をしているんだなと感じました。

 

たった○○、されど○○

 
畳は3ミリ違うだけで、使えないと言いましたが、
これを見逃していたら、どうなるでしょう?

長さと幅が6ミリ違う畳ができあがります。
その部屋が6畳だとすると、3.6ミリの差になります。

3センチの差は、誰の目にも違うなとわかりますよね。

 
大きな問題の裏には、小さなミスが沢山関係しています。
また、大きな成功の裏には、小さな努力が沢山積まれています。

たった○○、されど○○を念頭に置いて、
日々の些細なコトを積み上げていこうと思いました。

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