皆さんこんにちは。
ナチュラルリンクの片山です。
本日のテーマは、
「もがくこともすごく大切」です。
先日、
お世話になっている先輩経営者の方から、
頂いたメールにすごく納得したので、
皆さんにもご紹介できたらと思いました。
蝶の話―
ある夏の土曜日の昼下がり、
朝に降っていた雨も上がり晴れていた。
小学校からの帰り道、
彼は草むらに蝶のサナギがいるのを見つけた。
ちょうどサナギは蝶になろうとしている途中で、
殻を破って外に出ようとしていた。
興味を持った彼は、
しばらくの間そのサナギを眺めていた。
しかし10分経っても、
20分経ってもなかなかサナギが出てこない。
殻が固いせいか、一生懸命もがいているのに、
1時間経っても出てこなかった。
彼はだんだんサナギがかわいそうに思えてきた。
そしてランドセルからハサミを取り出し、
外へ出れるようにサナギの殻を切った。
「これで苦しまなくて外に出られるね」
彼はサナギに優しく声をかけた。
その言葉通りに、
いともたやすく中から出てくることができた。
・・・・でも何か変だった。
蝶であるはずなのに、
羽根はぐちゃぐちゃに縮んでいて、
胴体は膨れ上がって大きく、
本当に蝶なのか?疑うほどだった。
羽根は小さく、胴体が大きいので、
飛ぶことさえできない。
そのサナギはそのまま地面に落ちて、
這ってその場を立ち去った。
・・・・彼はかわいそうに見えたサナギを助けたかった。
だから、ハサミで殻を切ってあげたが、
それは蝶の助けにはならなかった。
一生飛ぶことのできない体になってしまった。
蝶は殻から出る時に、
“もがく”ことで飛べるようになるという。
胴体にある養分を羽根に持っていって、
羽根を成長させることが必要なのである。
それを彼が奪ってしまった。
殻の中でもがきにもがいて、
胴体を小さくして、羽根を大きく広げて、
そして蝶は初めて飛べるのに・・・・。
感じたこと―
もがいた分だけ、
それは自分の血となり肉となり、
その期間は、
無駄なものを削ぎ落とし、
大きな成果をあげるようになる為の
準備期間なんだと
この物語を読んで思いました。
だから、
色んなことがあっても、
笑顔で元気に頑張っていきたいですね^^